『PAPAGO! GoSafe 34G』を取り付けてみた:WQHDの画質は昼間よりも夜間に威力を発揮!

 

PAPAGO!の新しいドラレコ「GoSafe 34G」
をこのほど入手、さっそくマイカーに取り付けて、
その使い心地をレビューしてみたいと思います。

 

この製品の目玉は、
フルHDを超えるWQHD(ワイドクワッドHD)の高画質、
2560p x 1440p 30fpsで映像を記録できることです。

WQHDと言うと、ハイビジョン放送で行われている
フルHDの、約1.8倍ほどの高い解像度を誇るもの。

 

400万画素CMOSセンサーと相まって、
記録される細かい文字まで
鮮明に見えるのがウリとなっているんです。

 

まさに、
PAPAGO!のフラッグシップ製品ですね。

 

それでは、箱を開けてみることにしましょう。




 

GoSafe34Gの中身を確認すると?

 

GoSafe 34Gは、見栄えの良い
しっかりした箱に入っています。

中身はきちんと緩衝材に守られ、
外部からの衝撃にも強そう。

 

中から出て来たのは、

・本体と電源アダプターとminiUSBケーブル
・取り付けマウントと予備の両面テープ
・32GBのmicroSDカード

です。

ここには写っていませんが、分かりやすい取扱説明書と
メーカー保証書も同梱されています。

 

miniUSBケーブルとアダプターとは、
一般のUSBで接続するタイプとなっていますね。

アダプターはとても小さいので、クルマに装着後、
シガーソケット周りが邪魔にならなくて良いです。

 

さて本体ですが、
これは先に発売されたGoSafe 30G
そっくりと言うか、ウリ二つの形です。

ただし、写真ように前面カバーの仕上げが違い、
30Gは表面にツヤがあるのに対して、
34Gは表面全体がツヤ消しに変更されています。
(上が30G、下が34G)

これは、恐らくツヤを消すことで、
フロントガラスに本体が写り込まないように
との配慮なのでしょう。

 

縦も横も同じサイズですから、
液晶モニターも同じ2.7インチの大型を採用。
(左が30G、右が34G)

 

厚みももちろん、重量も変わらず
94gの軽量設計です。
(左が30G、右が34G)

 

では、いよいよ装着してみましょう。

 

実際にセッティングしてみた

 

マウントをガラスに貼り付ける両面テープはとても強力、
一度貼ってしまったら簡単にははがすことはできません。

 

装着時は、注意して貼る必要があります。

 

マウントは2ヶ所の可動部があるので、
画面のセッティングは容易ですね。

こんな感じで、写真のようにルームミラーの後ろ、
やや下側に取り付けました。

 

運転席から少しモニターが見える位置ですが、
視界をできるだけ妨げたくない人は、
もう少し上の方に設置しても良いと思います。

 

使用するために機能を設定した

 

このドライブレコーダーには、本体に
データ記録用のリチウムバッテリーを内蔵。

万が一の衝突時に電源を断たれても、
自らのバッテリーで

その瞬間を逃さず記録することが可能です。

 

また事前に、部屋でUSBポートから少し充電すれば、
セッティングする前に日時や機能を設定できます。

 

Wi-Fi機能はないので、設定は
全て本体で行う必要がありますが、

部屋でやれることで、
特にWi-Fiがないことに不便を感じません。

 

取扱いも1度マニュアルを読めば、
誰でも設定は簡単にできて楽です。

PAPAGO!は日本法人があり、マニュアルは
日本人が編集しているようですね。

 

変な日本語の言い回しはなく、
理解に苦しむことは全くありませんよ。

 

また、モニターは大きいだけでなく明るいので、
昼間でも設定文字が良く見えるのは有り難いです。

 

SDカードスロットは右側にあり、
右ハンドル車には大変助かります。

 

全体的に、非常に扱いやすい
製品と言って良いでしょう。

 

実際に作動させ撮影してみた

 

設定が終わり改めてエンジンを始動させると、
同時に電源が入ります。

オープニング音楽が流れたら1~2秒で
画面が立ち上がり、すぐに撮影が始まります。

 

このGoSafe 34GはGoSafe30G と同様、
本体はハニカム構造になっていて、

熱が内部にこもらないようになっています。

 

このため、太陽から受けた熱を効率良く排出でき、
また長時間使用してもボディが熱くならない設計です。

 

実際、私は30Gをひと夏使ってみましたが、
全く何事もなく元気に稼働したので、
恐らく34Gも同様であろうと思います。

 

それでは次に、いよいよ撮影した映像を
ご覧いただくことにしましょう。

 

撮影映像の確認

 

ここでは、実際に私のクルマで撮影した映像を、
動画で確かめていただきます。

 

1つめは、1920p x 1080p 30fps
(1秒間に30コマで撮影)の映像です。

 

薄曇りの日の朝方に撮影しました。

時々聞こえる、速度制限標識警告
アナウンスにご注目下さい。

 

これはフルHD画質でとてもピントが良く、
周りに映る風景や文字などが、
クッキリと記録されているのがお分かりでしょう。

 

信号は西日本地域のものですが、
色消滅することなく

速い点滅で確認できますね。

 

ドライブレコーダーとして普通に使うに、
これで十分なのではないかと私は思います。

 

次はいよいよ、2560p x 1440p 30fps
(1秒間に30コマで撮影)の映像。

晴れの日の昼間、
逆光気味で市街地を走行したものです。

 

いかがでしたか?

 

かなり私は画質に期待したのですが、正直、
WQHDとフルHDとの差が分かりませんでした。

 

線が細かく、小さな文字が少し鮮明な気もしますが、
チラ付きが少し目立って目立ってしまっています。

フルHDにはないデメリットが感じられたことで、
あまり積極的にこのモードを使ってみたい
気持ちが起こらないところが残念です。

 

そして3つめも、2560p x 1440p 30fpsで
晴れた日の夜間、比較的照明の多い通りの映像。

 

これを見てオヤッと思ったのですが、
同じWQHD画質でも夜間は少し違う印象です。

 

以前にGoSafe 30Gで撮ったフルHD 30fpsの
夜間映像のものと比較して、前方を走る
クルマのナンバーが読み取りやすくなっています。

 

フルHDではヘッドライトなど照明が当たると、
文字が白く飛んで不鮮明になる傾向もあったので、
これはWQHDならではの効果なのでしょう。

周囲が暗いこともあり、チラ付きも目立たないので、
夜間ならこのモードは使えそうだと思いました。

 

まとめ

 

最後に、GoSafe 34Gを使った
印象をまとめてみましょう。

 

ドライブレコーダーとして非常に扱いやすく、
完成度の高い製品だと思います。

機能はGPSのほか、Gセンサー運転支援機能
駐車監視機能など至れり尽くせりで、
上級者でも不足を感じる人はいないでしょう。

 

さらに私のクルマにおいて、本機が稼働中、
地デジやカーナビに障害もありませんでした。

画質はフルHD 1920p x 1080p 30fpsでも何ら問題はなく、
クッキリシャープで申し分ありません。

 

ただ、それ以上を期待したWQHDの画質が
今ひとつで、少し残念な気がします。

フルHDなら同じ画質が得られるGoSafe 30Gとの
明らかな差別化を、もっと図って欲しい思いです。

 

いち早くソフト系を改良し、
ファームウェアからアップできるよう、
更なる画質の向上をお願いしたいですね。

 

高機能/高性能で、
ドラレコ上級者向けの設計でありながら、
初心者にも扱いやすい製品なのですから。

 

※「GoSafe 34G」は「GoSafe S70GS1」に進化しました ▼

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